国家資格 電気工事士とは
「第二種電気工事士」は、一般住宅や店舗など600ボルト以下で受電する設備の工事に従事できます。「第一種電気工事士」は、第二種の範囲と最大電力500キロワット未満の工場、ビルなどの工事に従事できます。

電気工事士資格の魅力

ハローワーク等の求人も多く、転職や中高年・定年後の再就職に有利な点はとても魅力です。また、実務経験を積んで独立開業する電気工事士さんも多いようです。息が長く、現役で活躍できる資格といえるでしょう。
電気工事士資格の魅力度
- 転職が有利になる!
- 資格手当がつく!
- 定年後の再就職・独立開業にも役立つ!
電気工事士試験の概要
電気工事士の試験には、受験資格はありません。第一種、第二種ともに誰でも受験できます。ただし第一種については、免状交付には一定以上の実務経験が必要です。第二種は試験に合格すれば免状交付されますので、第二種電気工事士からの受験をお奨めします。
- 第二種電気工事士試験について
- 試験は学科試験と技能試験(実技)の2種類があり、学科合格者のみ、後日に実施される技能試験を受けることができます。
学科試験は、全50問。合格ラインは30問、6割正解で合格となります。分野ごとの足きり点は無く、とにかく30問正解すれば合格できますので、得意分野を集中的に勉強することで、かなり合格への近道となります。
技能試験は、学科試験合格者のみが受験できます。事前にその年度の「技能試験候補問題」が発表されており、その候補の中の1つが試験問題となります。
実際に工具と材料を使い、指定された配線通りに工作物を作成します。
- 試験時期について
- 第二種電気工事士の試験は年2回(上期、下期)実施されます。
上期筆記試験・・・6月頃。上期技能試験・・・7月頃
下期筆記試験・・・10月頃。下期技能試験・・・12月頃ただし、上期、下期ともに申込受付期間は同じで毎年3~4月頃となりますので、注意が必要です。筆記のみ合格している人は筆記試験が免除となります。その場合、上期か下期の技能試験のいずれかを選んで受験することになります。また、「筆記試験を上期に、技能試験を下期に」という受験の仕方はできません。
電気工事士のお仕事
電気工事士に合格すると、次のような場面での活躍が期待されます。
・・・住宅、店舗の新築や改築の電気工事、工場プラント等の電気設備工事など。建設業、住宅施工業などの現場では必須です。
試験概要と受験資格
- 試験科目について(第二種電気工事士)
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筆記試験 全50問 マークシート式、4択。試験時間2時間
合格ライン:全50問中、30問(60点)正解にて合格
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技能試験 全1問 実技。試験時間40分(図に示された電気工作物を与えられた材料を使用して完成させる方式)
※技能試験は、筆記試験合格者のみ受験できます
※過去に筆記のみ合格している場合には、筆記試験が免除となります(別途、免除申請が必要です)
合格ライン:「合否判定のための判断基準」に準じ、電気工作物を完成させること
☆「合否判定のための判断基準」はこちらからご確認ください。
一般財団法人 電気技術試験センター ホームページ
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- 試験日程について
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第二種電気工事士試験は、上期と下期の年2回実施されます。
上期試験は、筆記試験が6月頃、技能試験が7月頃。
下期試験は、筆記試験が10月頃、技能試験が12月事に実施されます。
※技能試験は、筆記試験合格者のみ受験することができます。
受験希望者は、上期か下期のどちらかを選択できますが、上期・下期両方を受けることはできません。つまり「筆記は上期で、技能は下期で」という受験の仕方はできないということです。
受験申込時期は、上期・下期のいずれも、毎年3月中旬頃~4月初旬頃となります。
- 受験資格について
- 第二種電気工事士については、受験資格は特にありません。
(どなたでも受験可能です)
- 試験問合せ先
- 一般財団法人 電気技術者試験センター